マダガスカル スペシャル・エディション
「ぽすれん」で、ず〜っと貸出中なのに我慢ができなくなって、
新作料金なのに、レンタルショップで借りてしまったです。
今現在、DVDで観られる範囲内での、デビッド・シュワイマーの最新作。
彼は、キリンのメルマンの声を演っています。
この映画のインタビュー記事の何本かで、彼はこんなことを言ってました。
「自分は動物にたとえるなら、セクシーで陰険な黒豹だと思っていたのに、
オファーが来たのはキリン役だった」
前後の流れから言っても、ジョークのつもりで言ってるみたい。
それはわかります。わかりますが。
この言葉で、
「まったくあなたみたいなセクシーな黒豹タイプの俳優が、
キリン役を演ることになるなんてねえ」
と、軽く同情される二枚めとして笑いを取りたいのか、
「げ、黒豹タイプだと自分のこと思ってんだ、ばかじゃん、は〜っはっは」
と笑ってほしいのか、
ファン歴数カ月の私にはわからないんですわ。
そして、ファン歴数カ月の、まだまだ冷静さに欠ける私には、
デビッドは本当に、セクシーだし、かっこいいのだけれど。だけれども。
デビッド、あんたはキリンだっ!!!!
『フレンズ』等で(というか、大概の人は『フレンズ』で、よね)、
デビッドを一度でも観たことがある人には、
『マダガスカル』のキリン、メルマン君を是非、観ていただきたいです。
ほんっとにデビッドそっくり
もともと、馬とか驢馬とかラクダみたいな顔した人でもあるんですが、
ベン・スティラーのライオンも、クリス・ロックのシマウマも、
全然似てはいないんですよ。製作がどのように行われたのか知りませんけど、
あのメルマンの顔だけは、明らかにデビッドの顔を意識して作られてると思うな〜。
あまりにもキャラと声に違和感がないもので(そして実際、声優としても上手かった)、
長い首がひっかかったり、あちこちぶつかったりして、
メルマンが痛い目に遭うたび、
私の方も、「痛い、あたた、デビッドが痛いっ!!」とやたら反応。
『フレンズ』中のphysical comedyの部分を観てたようなもんでした。
とまあ、デビッドの部分を置いておくと(随分長々と書いてしまいましたが)。
悪くはないけど、もっと面白くもなったのになあ、と思っちゃう映画でした。
NYのセントラルパーク動物園の、ライオン、シマウマ、キリン、カバの仲良し4匹が
マダガスカルに漂着するドタバタなんですが、
マダガスカルに漂着するまでがとにかく長いんですよ。
彼等の平和な動物園暮らしを見せた後、
シマウマ君が誕生日に、野生に帰りたいって言い出して、
まず彼が脱走してマンハッタンを彷徨い、
それを探しに行った残り3匹もろとも捕まって、ケニアに船で輸送されそうになって、
でも、その船はペンギン・ギャングたち(多くの人がレビューに書いてる通り、かわいい)
がシージャック。その途中で、輸送用の箱が海に落っこちて、マダガスカル漂着。
NY好き、そして今一番行きたいところはとにかくNY!という私なので、
タイムズ・スクエア界隈をシマウマ君がとぼとぼ歩いてるシーンとか、
グランド・セントラル駅で捕獲されるシーンとか、
そりゃあ確かに嬉しかったですけど(これまた見事な美しさ!)、
後々、時間切れっぽくなるくらいだったら、ここまではもっとスピーディに展開しても
よかったのにな、と思いました。
マダガスカルに着いてからでも、4匹のキャラを見せる方法はあったろうに、とか。
70〜80年代のヒットソングがいっぱい使われてるのもよかったし、
ダンスシーンなんかも面白かったので、あ〜いう盛り上がりがもっと欲しかったです。
な〜んて、文句ばっか書いてしまった後に何ですが。
特典付きのDVDは、いずれ買うと思います。
いい味出してたペンギンたちが主人公の短編がかなり面白いらしいし、
2008年には続編公開が決定しているし
(続編は、説明を端折れるぶん、もっと面白くなるんじゃないかなあ、と期待)。
それにしても、ペンギンが横一列に並ぶと、
ど〜しても、レニングラード・カウボーイズに見えてしまうのは私だけですかね?
今日も、そんな気分になってました。そして、とっても久々に彼らを観たくなっております。