06年は「似合わないもの」に手を出すことも目標にしようと決めて、
12月あたりからもう始めてた
「似合わないもの」への着手第1弾が江國香織を読むこと。
本なら似合わなくても、人に迷惑かけないし、やってる最中に恥かかないし、
途中でやめても安いし。
きっかけは、去年の秋取材した年上の素敵な女性が
「最近の本と、昔の本を交互に読むようにしてるのよ」と話してくださった
「最近の本」のなかに江國香織の著作があったからでした。
「まず第1作」として勧められた『冷静と情熱のあいだ』からスタート。
読後、その女性にお目にかかる機会があったので、
読んだ報告をしたら、「辻仁成のほうの、男と女じゃこうも違うの、ってのを
読まないと、あの世界はまだわからないわよ」と言われたのですが、
まだ手を出していません。「似合わないもの」どころか、
どっちかというと、かなり「食わず嫌い」なので、辻仁成。
「似合わないもの」の第何弾かには、いつかは読むかもしれないけど(消極的)。
以下、読んだ順番です。
いちばんの感想は「上手い」……だなあ。ほんとに。正しく上手い。
新しいのは読んでないし(文庫ばっかり)、まだまだいっぱい作品があるけど、
とりあえず、お腹いっぱいになったので、明日から別の作家のを読もうと思います。
イタリアに行きたくなった。
読んだなかではいちばん好き。ユニークで素敵な家族の物語。
エッセイ集。食べ物の描写がいい。
エッセイ集。読書日記が面白かった。
読んだなかでは唯一泣いた本。いちばん良かったからというより、自分も母子家庭だったからだと思うけど。
女友達二人が主人公ってのは本来ねと〜っとしたイメージがあって苦手。でも、するりと読ませてもらった。
ホモの旦那と、精神病&アル中の妻の物語。すごくキュート。
少年、少女がそれぞれ主人公の中短編2本。生意気な子っていいなあ。