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『がんばらない』。
がんばらない
がんばらない
鎌田 実

このタイトルと、柔らかで素朴な題字から、
メンタルヘルス系生き方本とでもいいましょうか、
「あなたはあなたのままでいいんだよ」系の本だろう、
と思って手を取った………わけではなく。

「住民と共に作る医療」を実践している、
諏訪中央病院院長のエッセイだというのは聞いていました。
まあ、でも、メッセージとしては
前述の類いの本かなあ、とも何とな〜く思ってました。
何たってこのタイトルだし。

違いましたね。いい意味で裏切られました。
鎌田氏は、闘うお医者さんでした。
学生運動バリバリの方だったというだけでなく。
「がんばらない」は、「医者や病院の都合に合わせて」がんばることの拒否。
人に押し付けられた死に方に、がんばって従うことの拒否。
それから、「自然じゃないこと」を無理にやることへのNO。

「自分らしくあることを守れ。そのためにはとことん頑張ろう」
という本だと、私には思えました。楽しみながら頑張ろう、ですけど。

いろんな患者さんの、いろんな死に様が出てきました。
病院で亡くなった人、それこそ「畳の上で」死んだ人、いろいろですが、
どの人の場合も、その人らしい選択肢がなされていました。

私、基本的に闘病もの(こういう表現をするあたりに既に警戒心アリアリ)
はすごく苦手で、割とガードをがちがちに固めて観たり読んだりしがちです。
戻ってこれなくなっちゃうんで、用心してるわけで、
この本も、最初のうちはできるだけクールに読んでいました。
残念ながら途中から、まったくガード効かなくなりました。
でも、いい涙でした。幸せに泣けました。

それから、個人的には、
エリザベス・キューブラー・ロス博士の語った「死の受容」までの
プロセスについての記述が興味深かったです。
以前、博士の著書を読んでいたので、
「否認」「怒り」「取引き」「抑鬱」「受容」という流れについては
知っていました。
鎌田氏は、これについて
人間の心の変容は、ロスのいうような、ひとつのきれいな受容に向けての流れをつくることは少ないと思う。受容にいたっても、常に心の動揺はあるものだ。それが人間というものだ。

と書いていて、それに妙に納得し、安心した私です。
死というより、私の場合は、自分のビョーキに対してですけど、
しょっちゅう取引き〜受容の間を行ったり来たりしてまして、

ぬおおお、なんでネクスト・ステージに行かんねん、わしぃ〜!?

と一気に「怒り」に逆戻り、というのをやらかしていたりします。
そっか、ジグザグだったり、すごろくみたいに逆戻りしてもええもんなんか、
と勝手に解釈いたしました
(この本には、鬱系の話は一切出てこないんですけどね)。

でも、いちばん心に残ったのは、筆者が何度も訪れている
チェルノブイリの話です。汚染された森で生き続けている人々の話。
とても美しくて哀しいです。
| 御本は素敵。 | 21:44 | comments(2) | - |
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| - | 21:44 | - | - |
 その続編の「それでもがんばらない」、私持ってますよ。外側から決められたがんばりの形ではない、自分の生き死にのために、がんばらないことをがんばっている、という感じを持ちました。
| 砂布巾 | 2006/03/14 1:44 AM |
■砂布巾さま

『がんばらない』と『それでもがんばらない』の間に、確か『あきらめない』もあるんでしたっけ? 是非、続編も読んでみたいです。文庫になるまで待つと思いますが。
「がんばらないことをがんばる」。名言ですね。これ、確かに訓練しないとできないし(訓練中です)。
| tamako | 2006/03/14 1:12 PM |