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祇園の教訓。
祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人
祇園の教訓―昇る人、昇りきらずに終わる人
岩崎 峰子

8月30日の記事に書いた『芸妓峰子の花いくさ』の著者の、別の著作を発見。
あ、我が家の中によ。買った記憶無かったし(読んだ形跡無かったし)、
それより「何故ここに!?」という場所から、
相変わらず、いろんなモンが見つかる我が家。
掃除って、やってみるもんだ(違うだろ。新居探しもだが、片づけも相変わらず課題)。

それにしても、なんでこの本買ったんだろうなあ、と思い出そうとしながら読んでみて、
結局、そのときの気分や状況はまったく思い出せなかったんだけど、
改めて感じたのは、自分にとって「京都」がいかにミステリアスな街かということ。
読み終われば、それ以前より幾ばくかは知識は増えているはずなのに、
やっぱりミステリアスのまま。異国じゃ。
ここに描かれている祇園甲部は、
京都のなかでもまたさらに特殊な世界なんだろうけど。

そういえば、関西出身の友人・知人は何人かいるんだけど、
そのなかに京都出身者はいないし(学生時代や社会人になってから
何年か京都に住んだことのある人はいるけど)、
私自身、小学校の修学旅行と、社会人になって1回だけ関西出張の帰りに
半日だけ立ち寄った以外に、京都に足を踏み入れた経験がない。

この本を読んで、もちろん、京都、それから京都の花柳界に対する
興味はフツフツと沸いてきて、行ってみたくなったんだけど。
しばらくは行かないだろうなあ、と思った。正しくは、改めて
「まだまだ行っちゃいけない」と痛感した。

私にとって、京都って、パリと同格で、
若い頃から、なんだか「似合うだけの格が出来るまで行っちゃいけない街」なのだ。
ここ数年、海外旅行も行ってないけど、海外に結構気楽に行ってた時期も、
興味と関心はありつつも、いつもパリは「いかん、まだやろう」
と毎度選択肢から外してて、そういう気持ちを京都に対しても感じている。

な〜んてことを書くと、
今まで旅行したことのある他の街から
「じゃあ何かい、うちには似合うと思って来たんかい?
あんたがかい? ええ根性しとるやんけ」と怒られてしまいそうだし
(いえいえ、似合うだなんて滅相もない)、
10年以上住んでた東京になんて、「おこがましいんじゃ」と言われそうなんだけど、
うまく言えないけど、なんか「別格」なんだよなあ。パリと京都は。
20代のころは、「30代になったら」と思ってたけど、今や「40歳までには……」
と、「行ってもいい年齢」を引き上げていたりする。……間に合わんかった。
「行ってよし」になる具体的な基準があるわけではないが、
少なくとも、今の自分の状態ではまだ「立ち入り禁止」区域だ。


はてさて。そんな個人的な事情(?)はさておき、
サブタイトルあたりから一瞬期待しそうなビジネス書としての機能なんぞ、
まったく期待せず、京都花柳界の裏事情本、あるいは元芸妓のエッセイとして読めば
この本はまたまた面白かった。

浮き世を忘れる別世界を演出するプロとしての
舞妓さん、芸妓さんの、これまた浮き世離れした日常。
その随所に、たとえば客との、あるいは置屋やお茶屋の裏方さんとの間に
明確な一線というのが引かれていて、その厳密さには恐れ入る。
同じ屋根の下に暮らしていても、置屋の跡取の著者と、
世話役の女衆(「おんなし」と呼ぶそうな)さんたちとは、
使うトイレや洗面所も、食事も違ったとか。
グジなどの白身魚しか食べたことがなかった著者は、初めて鮭を見たとき、
傷んだ色だと勘違いしたほどだったなど、びっくりするエピソードが満載だ。
この見事な純粋培養による無邪気さと、若くして
職業がら人の裏の裏まで垣間みてしまうがゆえの老成ぶりのアンバランスがいい。
それに、舞を始めとする伝統文化の継承者としての顔もあるわけで、
いやはや、舞妓さん、芸妓さんというのは、面白い存在だなあ。

このまま行くと、間違いなく『さゆり』も読んじゃうな。
ん? 映画いつ公開だったっけ?
| 御本は素敵。 | 08:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
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