2006.10.28 Saturday
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David Wild とうとう買ってしまった。これからちびちび読んでくのが楽しみ!ぱらぱら写真見てるだけで、思い出し笑い&思い出し泣きしてます。
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2005.09.08 Thursday
『シッダールタ』。
![]() シッダールタ ヘッセ, 高橋 健二 『車輪の下』と『デミアン』の人くらいにしか 思ってなかった私をお許しください。 それしか読んでなかったのに、晩年の写真を見て、「かっこいい爺さんだあ」 なんて思ってた時期(20代半ば)があった私をお許しください。 ……とヘッセに謝ってみる。 バラモンの子、シッダールタと親友ゴーヴィンダが真実を求めて旅に出る。 途中、仏陀に出会い、その後に従うのはゴーヴィンダ。 主人公シッダールタは仏陀を、 これまでに会ったことのない完全な人と認識しながらも そのそばを離れ、町に出る。 そして老いて、再び出会ったこの二人のうち、 悟りの境地に達していたのはシッダールタのほうだった。 小説というよりも、寓話を読んでいるような気分にさせられる作品。 文体はいたってシンプル。展開に驚きはなく、変に物語に慣れた身では 「世の中って、そういうもんだろう」と軽く片付けてしまいそうになる。 でも、深い。世界や人生をアタマで理解するだけでなく、 本当に「腑に落ちる」ところまで行くことの難しさが描かれている。 実際、この作品を「腑に落ちる」ところまで味わえるようになるのには、 きっとすごく時間がかかるんだろう。 折に触れて読み返したいなあ、と久々に思えた本。 改めて。ヘッセ、かっこええ。 コメント
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