のだめカンタービレ #13 (13)
二ノ宮 知子
千秋に愛されてるからか、はたまたパリの空気のせいか(?)、
のだめが随分可愛くなってる気がする13巻。
連載が続いていくにつれ、絵柄が変わっていくのは、
そういうもんだろうと思っているし、構わないんだけれど、
こと野田恵に関しては、連載スタート当時の、ヒロインにしてはビミョーな、
ちょっと間延びした、いかにも変態らしい顔つきのほうが、
私的には好みだったんだけど、どうかしら。
それはさておき。一難去ってまた一難というか、
この巻で、千秋は、またまたパリでも、
とんでもないオケの指揮者に決まってしまって、……嬉しい。
千秋が弄られ、窮地に追い込まれ、変人に翻弄させられ、
とにかく彼がピンチになればなるほど、この漫画は楽しい。
気分は、彼の迷マネージャー、エリーゼといったところ。
いや、迷師匠ミルヒーの気分もか?
「千秋、もっとお苦しみなサーイ!」とへらへら笑いながら見守りたくなる。
千秋が、試練の度にちゃんと成長するからだろう。
ところで、最近とうとう
千秋率いるR☆SオーケストラのCDが発売されたけど、
どなたかお求めになられましたか?
私は、今回は手を出さないことに決めたんだけど、
のだめ人気とともに、こういうCD企画が今後も続いていって、
いつか、万が一、のだめ作曲の『もじゃもじゃ組曲』が発売されたりなんかしたら
きっと買ってしまうだろうと思う。もじゃミちゃ〜ん、ってピアノを聴いてみたい。