2006.10.28 Saturday
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2006.02.27 Monday
木の芽どき対策は……。
トリノ五輪で人が浮かれてた間に、なんだか世の中、
すっかり「温い」日が増えております。春です、もう春です。 まだ寒い日もあるでしょうが、確実に春に向ってる。 いかんのですわ、私、この「木の芽どき」ってえ、やつが。 ここ7、8年の間、花見に行けたのは2回ほど。 桜好きなのに、その直前あたりから、だいたい毎年ヤバいんですね。 仮に乗り切れた年も、その直後(5〜6月)にデカイのが来ちゃう。 誕生日に年度末・年度始めと続き、 いかにも「節目」っぽな雰囲気に負けるのと 体温調節が下手なのと両方。とくに寒→温ってのが駄目なんです。 今日みたいな「ぬるい」、頭が融けそうな温かさも実は苦手。 ここ半年ほど、比較的安定していて、 いわゆる「パーソナル・ベスト」更新中なので、なおさら、 私自身も、親戚も、カテキョー先のN一家も、育ての親の「お母ちゃん」も、 そろそろか、いよいよ来るか、いや、まだ好調が続くか!? とビクビクしております。 実は、今、「もしかしたら春からあるかもしれない」仕事の 連絡待ちというか、履歴書だけ送ってある状態なのですが、 周囲には、「春はやめとけ、まだ働くな。花見を無事出来てからにしろ」 という声もあります。 とはいえ、私としてはレギュラーの、「それだけで食っていける」 仕事をしてない状態がこれ以上長期化するのも 精神的にあんまり良ろしくはないだろうと思っているので、 「仕事するかどうか」は仕事が来てから考えるにしても、 なんとか春先を乗り切るテはないもんかなあ、とは、 「ぬるさ」でちょっと融けそうな頭で最近ぼんやり考えてました。 てなわけで、こういうときは 心療科の先生に聞いてみよう! です。今日が2週間に1度の受診日でした。 今までのセンセのパターンから言って、 アドバイスなんてしないだろうと思ってましたけどね、 まあ聞いてみましたです。 「春ですかあ、そうですねえ、この科にかかってる患者さんの 大半が春、駄目ですもんねえ」 といつもののらりくらり (最近、こののらりくらりに救われつつあります)。 「暖かいのが駄目ですかあ。ですよねえ。 北海道にでも住みます?」 (それは医学的なアドバイスなのでしょうか、先生) 「僕も春はやる気出ないで、 いつも酷いですねえ。 32年間ずっとそうですよ」 (というわけで先生が32歳ということがわかりました。 たぶん、今までかかった精神科医のなかで最年少でしょう) 「悪くなったらなったで い〜んじゃないですか。 どうせ毎年調子悪いんだから。 ちょっとでも軽けりゃ、 良しとするくらいで いいですよ」 (やっぱりそう来たか) 付き添ってくれた従姉の質問はさらに具体的。 「万が一、また春に調子悪くなったら、無理矢理にでも ここ(病院)に引っ張って連れてきたほうがいいでしょうか?」 これに対して、先生は 「いやあ、無理に連れてきても、 僕が出来るのは話聞いて、 薬出すだけですからねえ。 大して役に立つわけじゃないですから、 テキトーで い〜んじゃないですか」 (あくまで逃げるね、君) 東京在住時以来、お世話になってる師匠にも、 「治そうなんて思うな」と言われ続けてきたんですが、 この先生も、 「春、調子が悪いのを なんとか治してやろうなんて 思わないほうがいいですよ。 フツーに生きてる人だって、 時期によって 調子の善し悪しがあるんですから」 でした。 診察が終わって従姉は、一言。 「ほんまに、○○先生(1年以上かかってたDr,たぬきのこと) とは、で〜れ〜違いじゃなあ」 一刀両断の先生でしたからねえ。元同僚のはずなのに、 「流派」(?)が違うのかしらね。 今年は花見できるかなあ。 とりあえず、近々、改装中の我が家の梅でも見てきます。 2006.02.25 Saturday
ジェーニャとヴァイオリン。
みなさま、ご覧になりまして? 早朝のフィギアスケート中継!
エキシビションですよ! 楽しくて楽しくてしょ〜がなくて、 どの選手もすっごい素敵だったんですけど、 やっぱプルシェンコのことだけ書きます。 生ヴァイオリンで滑る『トスカ』っ!! く〜〜〜〜。ジェーニャ、かっこ良すぎだ。 奏者のエドヴィン・マートンさんは、 プルシェンコの前に滑った、 金メダルのペアのアンコールから登場したんですが、 この二人の場合は、アンコールなだけに一部滑っただけだったのでした。 もうもうもう、プルシェンコったらさ〜〜。 あの驚異的にシャープな滑りに、情熱的なヴァイオリンが合うこと、合うこと。 王子さまだなんて甘いわ、 王様よ、いや彼は大王よっ!! アンコールのときなんて、3回転2回飛んだ以外は、リンクをぐるーと いろんなポーズで滑ってるだけなのに、それでも、場内の空気変えてたし。 その昔、エキシビションでコサックダンス踊ってた コミカルな彼が懐かしいなあ(赤い衣装が似合って、すごく可愛かった)。 ああいうのもすごく上手くて、そんなところも大好きだったんだけど、 もうなんか、そんなのは似合わない、すっごくすっごく高いところに 登り詰めちゃった人だわ〜〜、としみじみしております。 どうやらプロ転向はせず、次の五輪も目指すらしいので楽しみです。 彼を越えようと新しい選手が続々登場するだろうから、 それが楽しみだし、プルシェンコがどうなっているかも楽しみ。 たとえ、今ほど飛べなくなってたとしても、 絶対それでも素敵、いやさらに素敵になってると思うから、 応援したいと思います。 だ〜〜ってね、デカイ故障があった後の今ですら、あ〜んななのよ!? それにしても、ヴァイオリン演奏に対して 実況の刈屋さん (あったかくて本当に好きだわ〜。きっとファン多いよね)が 「日本でも、こういうのを観たいですねえ」と言ったとき、 刈屋さんにも、それを聞きながら観てた人たちの多くにも、 頭にあったのは絶対、葉加瀬太郎よね!? い〜んじゃない? 氷上の葉加瀬太郎。 ……っと、そろそろ五輪終了後の楽しみ見つけんとなあ。 腑抜けになりそう。 2006.02.24 Friday
『誰も寝てはならぬ』vol.3
仰せを守って起きてた甲斐あった、フィギア女子フリーでしたねえ。
いやはや、あまりに見どころ満載だったので、 私ごときが感想書くのは厳しいです。キリがないです。 長年比較され続けてきた、対照的な二人のスケーター、 荒川静香と村主章枝。 私個人は、二人とも好きで応援してたんだけど、好みでいうなら、 ずっと村主派。儚げでしっとりした滑りと内に秘めた情熱がつくる 彼女の表現力が好きなんです。 でも、今回のフリーの荒川静香は、 最高に良かった村主章枝ですら届かない、圧倒的に最高の演技でしたね。 彼女のこれまでの努力や、才能がすべてこの演技のために集約されて、 さらに、リンクに、彼女のためだけに、神の力が働いたように見えました。 きっと、ずっと覚えてるだろうなあ、この演技のこと。 とくに、曲が最高潮に盛り上がったところでのイナ・バウアー以降の コンビネーションジャンプ、ステップ、スピンからラストまでって……。 息をのむとはこのことでしょう。 まだまだしばらく、これから何度も 彼女の『トゥーランドット』の映像を 見ることができそうだけど、なんかその度に泣いちゃいそうです。 とはいえ、村主章枝にもメダルをとってほしかった私の場合、 今回は、フィギアを見るようになって初めて、 「他の選手の失敗」を祈ったことをここで懺悔したいと思います。 あとで、すっごい恥ずかしい気持ちになっちゃったんですけど、 いや、ほんとにね、「スルツカヤ、転けろ。そしたら村主が銅メダル」 ってマジで思っちゃって。 本当に転けましたけど、でも、さすがスルツカヤ、絶好調じゃなくても 凄かった。そして彼女の演技を見ながら、 ミシェル・クワンの演技をもう一度、五輪で見たかったとも思いました。 世代交替の前に、最後にスルツカヤvsミシェル・クワンの、 女子フィギアを引っ張って来た二人の女王対決が見たかったです。 あ〜とね、実はミキティの演技にも泣いたんだなあ、私は (五輪って、どうも涙腺に来るわ)。 いっぱい失敗したけど、トリノの安藤美姫って、 ここしばらくの彼女とは違ってたと思います。 フリーのときの彼女は、足もガタガタになっていたけど、 場内の声援に支えられて、すごく頑張ってましたよね。 ああいうのに私は弱いんです。是非、うんと大きくなって、 浅田真央ちゃんとバンクーバーに出てほしい。 ところで村主章枝は、今後どうなるんでしょ? どなたかご存じですか? 荒川静香は今期限りでプロに転向らしいですが。 私としては、29歳で今回五輪に出てたイリーナ・リアシェンコみたいに (いつまでも可愛いわあ。好きなスケーターです)、 まだまだ頑張ってほしい気がしています。 ああ、まだ書きたいことだらけなんですけど、 とりあえず、エギジビションを観る前の仮眠に入ることにしますわ。 プルシェンコ、何滑るかなあ、わくわくわくわくわくわくわく。 2006.02.23 Thursday
心の準備。
月・火・木と、今週はN家に通うこと多し。
カテキョーしてるSちゃんが試験中ということもあるんだけど、 もうひとつ。お姉ちゃんのMちゃんが大学入学に合わせて、 ノートパソコンを買ったから。 火曜に一緒にパソコンとプリンターを買いに行って繋げて、 今日は、カテキョーの前後に、エクセル講座でした。 だいたいね、毎日パソコン使っちゃいるけど、 決して得意でも詳しくもなく、 初めてパソコンに触った日から今日までずっと (そしてきっとこれからも)、 周囲の、詳しい(そしてお優しい)人々に 「これ、ど〜すん?」だの「動かんくなった、どうしょ?」だの エサを待つ雛の如くクチをぽかーんと開けて助けてもらってきた私が 人のパソコン選んで、使い方を教えるってこと自体、世も末です。 学歴詐欺とか、無認可のショーバイとか、薬事法違反の健康食品 売ってる人みたいな気分で、かなり良心が痛みます。 ま、Mちゃん本人が「どんなパソコンがいい? 機能とかデザインとか」 って店で聞いたら「ピンクのがいいっ!!」 (デオ○オには無かったね〜、んなの。 つか、他んとこならあるのか?) ってくらい、んなことにゃ無関心な子なので、 いいのかもしれませんが (結局、買ったのはvaioの13.3インチとキャノンの複合機)。 はてさて。エクセル講座から始まっちゃったのは、 ちょうどN家が経営するお店の確定申告の時期だからです。 お母さんのKちゃんが、今まで手書きと電卓でやってきた帳簿整理を Mちゃんが、買いたてのパソコンでやるのです。美しい光景だわ。 確定申告用のソフト買ってもっていってあげようかなあ、とも 思ったんだけど、「やっぱ手書きのほうが楽っ」とまだ言い出しそうな 雰囲気でもあったので、今日はやめときました。どうなるかなあ。 しかし、パソコン騒動より、もっと私的に「マジで!?」となったのは、 カテキョーしてるSちゃんが「国公立大に行きたい」と言い出したこと。 県外に出て一人暮らししたがっていることは私もわかってたんだけど、 「県外の私立なんて絶対駄目!」とKちゃんに言われていたので、 諦めてたと思ってたんですが。 Kちゃんが「ここなら金を出してもいい」と提示した 県内の私大ラインナップに、 Sちゃんが行きたいところがまったくなかったのが原因なのかなあ。 親としてKちゃんの希望は 「将来性ある専門職を目指せる」学部・大学。 確かにSちゃん向きではないな、とは私も思ってました。 わかんないけど。 ま、理由はどうでもやる気になってくれるのは嬉しいんだけど、 国公立ねえ。英語? 今のSちゃんの状態から行くと、 「コン限り頑張って、げぇって言うまでやらないと無理よ」とは 今日も本人に言ったんだけど、わかっとんか、おい、こりゃ。 ハナから諦めろというにはまだ早い、ってくらいの時間はあるけど、 余裕こいてる時間は全然ないので、 なんちゅうか、私も頑張らないとですなあ。 少なくとも、計画的に教えないと。 やべえ。今週末あたり、ゆっくり年間計画立てるかなあ。 つか、自分自身の仕事の計画も立てないとなあ……。 ……とか書きながら、形から入る私の場合、 きっと週末に漫画喫茶行って、『ドラゴン桜』とか読んじゃうんだわ。 Sちゃん、所詮、私はこの程度の、 『家庭教師のト○イ』のCMに反面教師役で出られそうな程度の 人間なのだよ。許して。一応は頑張るけんど。 2006.02.22 Wednesday
実家のこと。
一昨日から改修工事の始まった実家に、朝寄ってきました。
工事の申込書をお渡しするのと、 事前にカタログを見せていただいて決めていた、 トイレ、バス、和室の砂壁の色をお伝えするため。 ……。応接間だった部屋が、 土台と四隅の柱を残しただけの残骸になってました。 もともとの地行がうまくいっていなかったため、この部屋のあたりは 数十センチ陥没しており、取っ払うことにしていたのです。 していたのですが。つまりは予定通りなのですが。 まるで『8時だヨ、全員集合』のオープニングコントの終わりのような 見事な陥落ぶりに、頭ん中で中村あゆみが う〜、翼の折れたエンジェ〜ル と歌ってました(古い人間だなあ、私)。 その後、父の墓参りに行ったとき(命日は24日)、 思わず「パパ、ごめん」と謝りましたです。 元々がまずい造りだったとはいえ、ここまで放置してなければ、 壊すところまでは行かずに済ませられたと思うので。 墓参りの後は、その足で、育ての親「お母ちゃん」ちへ。 命日前らしく、父の思い出話に花を咲かせて帰ってきました。 といっても、私の覚えてることはごくわずかなので、 もっぱらお母ちゃんの話を聞かせてもらうばかりでしたが。 こういう機会は、小さい頃から何度となくあって、 その度に、新しいエピソードが増えていくから嬉しいんだけど、 でも、基本路線はどのエピソードも変わらないんだよなあ。 つまり、いかに母が神経質なくせに、家事能力ゼロで雑で、 逆に父が豪快で、マメで生活能力に長けてたか、って話。 で、父が母にブチ切れて、大喧嘩して、父か母のどっちかが 私を抱えてプチ家出する、って話。 もっといえば、喧嘩の発端は大抵、母のつくった酒のアテの不味さに 父がまさに「卓袱台引っくり返して」激怒するってのがパターン (思い出話のバリエーションは、要はそのアテのメニューの バリエーションなのよねえ)。 「お母ちゃん」がなかなかのストーリーテラーなので、 結構腹抱えて笑ってるんですけど、 母と同じく家事能力ゼロの私は、 「万が一、間違って結婚することになっても、 舌の肥えた大酒飲みだけはやめよう」 と、こんな話のたびに思うのでありました。 ところで、今日、「お母ちゃん」に、 「あんたあ、アパート暮らしから一軒家に帰るのは、 広うて怖ええかな? 寂しいかな?」と聞かれました。 それは、やってみないとわからない、実感の沸かないことなのですが、 一つだけ、激しく恐れていることがあります。 隣の分家の前を通って、我が家の玄関に辿りつくまでの 20メートルほどの道のりが怖い。 暗いんです、真っ暗なんです。 別に、不審者が怖いわけじゃございません。 ハミが怖い!! マジで出るんですよ、うちの辺りは。裏は山だし。 高校のとき、玄関開けたら、鎌首上げたマムシが 「お帰り〜」ってこっち向いてたってこともあった家。 ゴキブリほいほいに、アオダイショウがひっかかってた (ゴキブリほいほいにかかったネズミを食べようとしてた。 これぞ食物連鎖)こともある家。 「お母ちゃん」と話した結果、 「引っ越し前に、鞄にいつも入れておける、懐中電灯買っておこう」 という結論に落ちつきました。 高校までは夜出歩かない生活だったから、良かったんだけど。 やっぱマグライトでしょうかね。 2006.02.21 Tuesday
涙の不思議。
朝イチで、今日から改修工事を開始する実家で業者さんに挨拶してから、
婆サ(叔母)の告別式に出席。環骨後の看経の後、 その足でカテキョーに行ってきました(Sちゃん、只今学期末考査中)。 お、今日の私は、毎日が日曜日の、普段とちがって、 なんだか「まともな大人」みたいだったな。働いてるっぽかったぞ。 ところで。 婆サのお葬式は、いい式でした。 婆サのお化粧した顔、初めて見たです。 もう何十年も、ひっつめ髪にすっぴん、もんぺ&割烹着姿で、 昔っから「ザ・日本のおばあちゃん」って人だったので、 コーラルピンクの口紅を塗ってもらった婆サの寝顔は、 「婆サ、かわいらしいじゃん。やるじゃん」って感じだった。 しかし、なんでお葬式でぼろぼろぼろぼろ泣いちゃったかなあ。 昨日まで平気だったのに。 あとから考えても考えても、いまいち納得がいかないです。 87歳まで生きたんだし、 7年前、脳梗塞で倒れて以来、寝たきりだったんだし、 それに看病してた娘夫婦とその息子以外は誰も知らなかったんですけど、 婆サは、3カ月以上前に今度は、脳幹梗塞も起こしてたらしい。 脳の機能の詳しいところを、流行りの「脳」本数冊読んでも、 未だちっとも頭に入れることのできない私ですけど、 でも。脳幹って……、脳幹よ!? 生命維持の根幹じゃん。 んなところヤラれても、100日以上も頑張って生きた婆サなんだから、 「すげえよ、婆サ、ナイスファイトだ。お疲れさん。楽になれたね」 でいいじゃんね。 遺された娘一家の涙に誘われた部分はあったし、彼女たちは辛いと思う。 でも、「婆サが可哀想で悲しい」ってのは違う。 ……とすると、結局、婆サに可愛がってもらってた 昔のことを思い出したりとか、逆に私は何も出来んかったなあ、 ってな類いの涙なわけで。 「結局、てめえの都合かいっ!! なんじゃそりゃ」です。 そういう、理屈に合わない、高ぶった感情だからこそ、 言葉ではなく、涙になるのかもしれませんが。 それにしても、婆サの妹さんたち(婆サが長女)が みんな出席していたのが良かったです。 昔っから、良く似た姉妹だよなあ、と思ってたんだけど、 歳とって、ますます似てきてて、顔はもちろん、表情も喋り方も、 腰の曲がった後ろ姿までそっくり。 親族控え室で、「ぎゃ!? 向こうから婆サの声がする!?」 と思ったら妹その1とかその2とかだったりして、 なんかそれが微笑ましくて嬉しかったです。 命ってこうやって、切れないで続いていくんだなあ。 2006.02.19 Sunday
御回向って。
昨日も書いた、婆サ(叔母)の通夜の前に、
本日は、一人でお寺に行ってきました。 前から予定していた、月例供養への参詣 (月命日が同じ遺族が集まる合同供養)。 父の33回忌でございます。 通夜も合わせて1日続けて2回同じ経を読むと、 読経も初めてじゃないことなんで、 随分記憶も蘇ってきますね。 記憶の定着ってこういうことかあ、とか、 齋藤孝じゃないけど、「音読ってすげえね」とか感動してしまった。 ついでに、「腹式呼吸、万歳」とかね。 実家を離れて長いので、 同じく集まった、全然誰かもわからない他の奥様方のなかで ちょこんと小さくなってたのですが、 そのうちのお一人に 「失礼ですけど、お宅さんはどちらさんですかなあ?」と聞かれて、 「○根の△原です」と答えたら、 「ありゃあ、□□ちゃんかな!?」 ちっちゃいころ、お会いしたことがあったみたいで、 しかも、昔の教え子(一時期、生まれた町の中学の講師でしたの) のお婆さまでもありました。 嗚呼、世間は狭い。そして悪いこと出来ない………。 それにしても、今でこそ、アパートに置いている位牌も、 東京暮らしのときは、実家の仏壇に長く置きっぱなしだったし、 帰省してからも、 調子が悪くて、お墓参りもままならなかった時期が長かったので、 今日は結構、気分晴れやかです。 法印さんが今日おっしゃってましたが、 御回向というのは、仏さまの成仏のためではないんですってね。 「お釈迦さまは、あの世での成仏なんていう不確実なことの ために行動するようにはおっしゃらなかった」んだとか。 不勉強な私は、それが仏教の考え方なのか、天台宗の考え方なのかも よくわからないんですけど、 要は、回向というのは、生きている人が自分の功徳を積むという とても「確実」な行為を通じて、 それを「回して」あの世に「向わせて」死者の生きた意義を確かにする ってことなんだそうな。 いやはや、私、功徳、まったく積んでこなかったですわ。 ま、でも、父の50回忌までは恐らく楽勝で生きてられるだろうし、 日本人女性の平均寿命まで生きられるなら、たぶん母の50回忌もOK。 父ちゃん、母ちゃん、来月帰るけえ、 そしたら「回して」「向わせ」られるようにしますけえ、許してちょ。 2006.02.18 Saturday
時の流れに身をまかせ!?
突然ですが、今朝、特別養護老人ホームに入っていた
母方の叔母が亡くなりました。 明日が通夜で、明後日が告別式。 明後日は、私にとっては、業者さんが「大安でもあるし」と 選んでくださった、実家の改装工事開始日でもありました。 親族と相談の結果、工事は予定通りの日程で始めることに したのですが、 その昔、この叔母と母は、 敷地の境界争いをやらかしたこともあったので、 不謹慎ながら、一瞬、 「婆サ、これは嫌がらせかボイコットか!?」とも思ってしまいました (とっても歳が離れていたので、婆サとか婆さんとか呼んでたのです。 ちっちゃいころは、本当に祖母だと勘違いしてたくらいだし)。 私には優しい叔母だったんですけどね。 しかし、ここしばらく、実家の改装の件で、 従姉と私の関係がいつもにも増して険悪になっていたんですが、 それどころじゃなくなりました。 従姉は本家の人間なので、こういうときは背負うものが大きいし、 私にとっても、叔母は、血縁でいえば、いちばん近い関係だったし。 「ガタガタやらかさんと、仲良う力合わせられえ」という 叔母のメッセージと思うことにしよう。うん。 なんだか、今年は、バタバタしてます。 きっとそういう年まわりなんだな。抵抗せずにおとなしく乗り切ろうっと。 2006.02.17 Friday
『誰も寝てはならぬ』vol.2
てわけで、結局男子フィギア全部観てから寝て、今起きたとこです。
プルシェンコ、悲願の金メダル獲得で、清々しい目覚めでございます。 プログラム自体は、私としてはSP(録画で観たんだけど)のもののほうが 好きでしたけど、見事に、いかにも「メダル獲りに行ってみました」 って感じのジャンプ、ジャンプ、ジャンプ〜〜でしたね。 それに滑りの速いこと、サーキュラーステップの速いこと! ぽーっと見とれつつ、ただただ「転けないで、転けないでえ」と 祈ってました。だから、演技終了後の、スタンディングオベーションのなかの 「ジェーニャ」コールにゃ、泣いてしまいましたわよ。 「五輪の金」だけが獲れなかった彼。本当に良かった! お疲れさまでした。 ……って、私の気分は、既に「プルシェンコ引退」なんですけど、 今後どうするんでしょうねえ。 これであっさりプロ転向しそうと思うのは私だけでしょうか。 それからプルシェンコだけでなく、 メダルを獲った3人みんな、予想・期待通りで嬉しかったです。 2位のランビールのプログラムは、プルシェンコのより素敵だったと思うし、 評判通り、スピンの表現力ったら芸術的だったし、 3位のバトルは、本当に滑りそのものが美しい! すっと伸びた背中が実にスマートで、優雅な人でしたわ。 残念で不満だったのは、 ジョニー・ウィアーと、高橋大輔君のスコア。 そりゃコンビネーション・ジャンプ、少なかったけどさ、 失敗もあったけどさ、 低すぎだろう、あんまりだ、と思いました。 素人目には、もっと得点高くていいのに、って気分。 得点を観たときの様子は いかにも不服気なウィアーと、納得して受け止めた様子の高橋君と、 対照的でしたけどね。 ところで高橋大輔君のことは、メダルはさておき (それはプルシェンコのものだから) 一応応援はしてました。でも、実は自分で思っている以上に、 愛国心ってあったんだわ、 と彼の演技を観終わった自分に実感しましたねえ。 後半のストレートラインステップの、全身全霊ぶりなんて、 うるっとしてしまったし。頑張ったねえ、すごい、すごいと 「おばちゃん」気分でした。 バンクーバーに期待したいです。あ、今度は織田君も出てほしい。 嗚呼、それにしても、まだまだアイスダンスも女子も残ってるし、 私的には、これからが五輪本番というところ。 そして、今からエギジビションが楽しみでなりません。 プルシェンコといえば、やっぱエギジビションでしょ。 セクシー系でも、プリンス系でも、お笑い系(?)でもよろしくてよ。 万全の体制で、その日を待っております。 2006.02.16 Thursday
プルシェンコに栄冠を。
きゃあ〜、ジェーニャ、ジェーニャ、ジェーニャっ!!!
ショートプログラム首位だっ、わーい、わーい!!!! アクセス解析を見ると、 トリノ五輪が始まって以来、「ヤグディン」って検索で 拙blogに来てくださってる人の数が増えてるみたいなんですが、 ヤグディンの記事のときも書きましたけどね、 私はヤグディンじゃなくて、エフゲニー・プルシェンコ贔屓なんですよ。 というか、世界各国にいると思しき、 ヤグディンのファンには申し訳ないけど、 私にとってヤグディンは、 「ジェーニャが獲るはずだった、ソルトレークの金メダルを もってきやがった人」でしかないですからね (いや、ジェーニャが失敗したんだけどね)。 ああ、神様、今度こそ、どうぞプルシェンコに金メダルをっ! 彼は、この超あきっぽい、愛情の続かない私が、 「ロシアの秘密兵器」と言われてた、ジュニア時代から好きだった という、実に希有な存在なのでございます。 ビールマンスピンで世界をあっと言わせた少年時代は、 いかにも生意気そうな顔つきと細っこい体に、 大きな鼻ばっかりアンバランスに目立ってましたけど、 すっかり大人っぽくなりましたわ。美しいったら。 演技も身のこなしもルックスも超好みです。 あ、デヴィッド・シュワイマーに代表される「馬・駱駝」系を 私の弱いルックスの、その1とするなら、 「鼻のしっかりした、切れ長若干たれ目」顔の彼は、その2に入ります (1と2に優劣はなし)。 水泳のイアン・ソープとかね。萩原兄弟とかね。 ま、そんなことはいいんだけど。 てなわけで、今夜はフリー演技の生中継に備えて、とっとと寝ま〜す。 |